運用改善による待機電力削減と効果-1(中間期)

 2021年は原油高により電力供給企業各社の経営の悪化により電力単価の高騰が叫ばれていました。


そして2月に起きたウクライナとロシアでの開戦による世界的なエネルギーの値上げの波が今後に打ち寄せてくることが予想されます。 先日も宮城沖を震源とした震度6強の大地震の影響で東北地域の火力発電所が停止してしまったことからブラックアウトの危険性が叫ばれて緊急宣言が出されたのは記憶に新しいと思います。
 省エネによるコスト削減で自社を守るばかりでなく社会貢献に直結することが明確となりました。

そんな2022年4月のおすすめの省エネ対策(整体院・物販店舗・事務所・調剤薬局・倉庫)をお伝えします。

キーワードは「先行投資がない」「工数が少ない」

対策1:空調機器の待機電力の削減

 「空調機器を使わない場合にはコンセントを抜くように」と聞いたことはないでしょうか?
壁型空調機器のコンセントですが、事業所などの場合は分電盤(ブレーカーBOX)のブレーカーをOFFにすることが有効です。
  待機電力は50W~100Wあります。きりの良い100Wで効果を試算します。
  月間3万円くらいで天カセ型の空調機器が2台ある事業所のイメージです。

100W X 24時間 X 30日間 X 4ヵ月(中間期)X 28円/kWh ÷ 1000 = 8,064円(中間期の削減)
100W X 12時間 X 30日間 X 8ヵ月(夏季・冬季)X 28円/kWh ÷1000 = 8,064円(夏季・冬季の削減)
8,064円(中間期の削減)+8,064円( 夏季・冬季の削減) =16,128円 
16,128円/年の削減    安全ブレーカーを落とすだけの運用改善ですで4.5%削減可能

安全ブレーカーで空調系統を選択してOFFにして待機電力を削減しましょう