9月の省エネ活動(待機電力の削減)

 2022年8月はとても暑い日が続きましたが後半から吹く風も涼しくなり、9月になり秋色が強くなってきました。 9月は燃料調整費が上限額を超えて請求がなされることが予想されており例年より省エネについて努力を重ねないとコストアップのしっぺ返しがとても強くなってしまうので注意が必要です。 
 多くの事業所などに共通して言える省エネ対策について発信いたします。

<空調対策>


 日中の暑さと比較して午後4時以降や曇天・雨天日には肌寒く感じる日も多くなると思います。
 盛夏のように20℃付近ではなく25℃~26℃を目指して設定温度を緩和しましょう。
 肌寒い日には送風にして風の対流を得るだけでも体感温度はかなり下がり使用電力量の緩和に直結します。
 いかに空調の設定室温を緩和するか?が最大のテーマとなります。
 設定室温を緩和して快適な室内を保つには扇風機やサーキュレーターとの併用がとても有効です。

<待機電力の削減>

 2022年の9月を乗り越えるためには極端な省エネ活動実施も視野に入れてコスト削減に向かい合う必要があると思うので待機電力の削減のためにできることを考えてみます。

<空調分野>
①夜間のブレーカーOFF
 空調機器の待機電力をためには最終者が退社の際にブレーカー(分電盤)で空調系統をOFFにすることで待機電力を0にすることが可能です。 可視化機器をつけている行政施設の室内機の待機電力は約100W/h(¥2.5円/h)となります。 6月~9月末までの4ヵ月を最終退出者がブレーカーOFFを行って待機電力をカットした場合には下記のような削減ポテンシャルとなります。

100W X 14時間 X 22日 X25円/kWh=770円 X 4ヵ月 =3080円
100W X 24時間 X  8日 X25円/kWh = 480円 X 4ヵ月 = 1920円
 合計 5000円

冬も4ヵ月同様に5千円のカットができると考えるとブレーカーOFFを恒常的に行うことで年間1万円の削減を可能になりますので、面倒くさいといわずに是非行ってください。